このセミナーは、人類共通のテーマである“生老病死”を聖書の視点から再解釈し、人間存在の根源と永遠の命の意味を探る場として企画された。会場には地域の牧師や市民が多数参加し、チャン主任の講演に熱心に耳を傾けた。
チャン主任は「生老病死は人間が避けられない四つの苦しみだが、実は呪いではなく“回復への旅”である」と述べ、「人は土から生まれ土に帰るが、神の御言葉という“種”によって新たに生まれ変わるなら、朽ちない命を得ることができる」と語った。
また、ヨハネの福音書3章6節――「肉によって生まれたものは肉であり、霊によって生まれたものは霊である」――を引用し、「これは永遠の原理を示す核心の真理だ」と強調。続けて「生老病死は終わりではなく、神との断絶を回復する道である。ニュー・シエロはその真理を体験できる開かれた空間」と紹介した。
今回のセミナーは、今年3月に開館した「ニュー・シエロ」で行われた初の公式講演でもあり、同施設の象徴性と交流拠点としての役割を際立たせた。
「ニュー・シエロ」はスペイン語で「新しい天」を意味し、信仰体系や宣教ビジョンを市民が直接体験できる展示・体験型広報館として設計されている。内部には教団の歴史展示、映像コンテンツ、相談・体験ブース、カフェ形式の休憩空間などが整備され、誰でも自由に訪れることができる。
大田教会の関係者は「このセミナーを通じて、市民が生老病死の本質を新たに見つめ、信仰の方向性を考える契機になった」と語り、「今後もニュー・シエロを中心に地域との信仰・文化交流を広げていきたい」と展望を述べた。
新天地大田教会は今回の取り組みを通して、教理中心で閉鎖的という既存のイメージから脱却し、市民に開かれた信仰共同体として新しい一歩を踏み出した。「ニュー・シエロ」は今後、聖書セミナーや展示、相談など多様なプログラムを展開し、大田地域の信仰・文化交流拠点として定着していく見込みだ。